FX・仮想通貨・市況

12/2〜12/6 ドル円の展望を考えてみる

こんばんは。

今日は記事をもう1本。

今週のドル円の展望を考えてみます。

先週の振り返り

まず、先週の展望では予想を大きく外れることとなりました。

結果としてドルが相当強かったですね。株価指数もものすごい強い状況というわけではないですが、依然下値は固い中、ゴールドが全体的に弱含みの中、ドルは109円台を突破、金曜日には109円台後半まで迫る形となりました。

金曜日のNY時間午後にはゴールドが反転したこと、一旦1.1000を割り込んだユーロドルも下げ止まって反転したことでドル円もやや下落し、結局109円台中盤で取引を終えています。

オーダーの状況

ドル円のオーダーは109円台にあった分厚い売りオーダーが消えました。上もやや重いですが、109.65円付近には大きい売りオーダーがある一方、大きいストップロスもあります。109.70円を抜ければ110円が見えてくる状況です。

来週のスケジュール(日本時間)

2日(月)・・財新PMI(中) 10:30、〈発言〉ラガルドECB 総裁 23:00、ISM製造業 0:00

3日(火)・・特になし

4日(水)・・ISM非製造業 0:00、BOC政策金利(カナダ) 0:00、〈発言〉クオールズFRB副議長 0:00

5日(木)・・貿易収支 22:30、〈発言〉クオールズFRB副議長 0:00

6日(金)・・雇用統計 22:30、ミシガン大消費者信頼感 0:00

個人的な見方

とにかく円が弱いというのが先週の感想です。

先週にも少し触れたシカゴIMM通貨先物ポジションですが、今週も売り越し増となっています。(ちなみに下記データは1週間遅れています。)

円がとにかく弱い・・・

今月半ばには、今年最後のFOMC会合、そしてBOJ(日銀)会合が行われます。

FOMC、BOJともに無風通過となる可能性が高いと見られている今回、マーケットはどんなシナリオを期待しているのでしょうか。

Fedwatchでは引き続き小幅な利上げを織り込んでいますが、さすがに(例えトランプの利下げ要請がなくとも)これまでの利下げスタンスからいきなり検証もせずに利上げ、とはならないでしょう。足元更に改善しつつある経済指標のことを考えれば尚更です。

また、日銀も緩和余地を残しておくため、この株価水準でわざわざ緩和カードを切る必要はないでしょう。それは最近のETF買い入れの減少にも垣間見えているような気がします。

ドル円は日米の金利差が開くと基本的には上がります。日本・・現状維持、米国・・利上げならドル円は上がるでしょう。なので、マーケットは将来的な米利上げをもう織り込みに行っている、と捉えることも出来るのかもしれません。しかし、少なくとも12月に利上げはしないであろうということで、若干織り込んだ利上げ見込みを解消しに行き、ドル円はやはり(少なくともFOMCまでは)下ではないかな、と見ています。

(長期的には難しいところです。利上げ織込みによるドル上昇と、利上げによる景気悪化懸念からの株安による円買いフローと、どちらが強くなるか・・・)

しかし、今週は「ISM指数」「雇用統計」と特に大事な2指標の発表があります。これらのうちどちらかでもポジティブサプライズが出れば、上に飛ぶと見ています。やはり先週の109円前半にあった売り圧力と比べると、先ほどのオーダーで見ても109円台後半の売りオーダーはやや薄く、きっかけ1つで110円を目指す位置にいる状況です。よって、指標前には無理してポジションは持たず、110円まで飛んだら売りを入れていく、という形にしようかな、と思っています。

また、もう1つエントリーを難しくしているのはユーロドルの状況。1.1000割れでは下げ止まりましたが、まだ予断を許さない状況ではあります。再度1.1000割れを狙ってくるようであればユーロ売りドル買いフローから、ユーロドルをきっかけに110円を目指す展開もあるかもしれません。こちらが明確に動いてからのエントリーでも良いのかな、と思っています。

最後に。金曜日の為替を見るとやはり際立つのは円の弱さではないかな、と思います。ダウも売り優勢、原油は暴落、そんな中ドル円を含めて、クロス円での下落はごく僅かなものでした。(ポンドとかはむしろ上がっています)多少の株売りでは最近のマーケットはなかなか円買いに動かないとも感じています。クロス円ショート勢にとっては、難しい相場が続きそうです。

・足元では円が弱い状況が継続。ユーロも弱く、ポンドとドルが強い

・ドル円は110円、ユーロドルは1.1000と節目となる水準がどちらも近い

・来週はISM指数や雇用統計といった重要指標の発表があり、指標前にポジションを取るのは非常に危険

・12月中旬のFOMCに向けて、マーケットは僅かに利上げを織り込んでいる状況だが、さすがにないのでは。FOMC前にこの利上げ織込みが解消するのではと見る

・雇用統計がポジティブなら110円にタッチして、行ってこいの展開になることも頭に入れておく

以上です!今年もあと1ヶ月頑張っていきましょうー。