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日経平均の今後の見通し(2019年11月)

こんばんは。

いやー。日経平均強いですね。まさかここまで上がると誰が想像したでしょうか。

まずグラフを。(週足)

いや強い。ちなみに下のインジは線がRCIで、四段の色ぬりは上から順にRCI(短期、中期、長期)と、最下段は参考としてRSIが、一定水準(RCIは80以上で赤点灯、-80以下で青点灯、RSIは70以上で赤点灯、30以下で青点灯)に達したら色塗りしてくれるものです。

これ見ると、RCI、RSIはまだ一定の上昇余地があるように見えます。過去チャートを見ると2015年の春〜夏なんかが典型的な高値圏での張り付きになっていますね。

次に日足ベースで見てみましょう。

日足ベースだと中期、長期RCIとRSIが過熱サイン点灯。日経はボリバン+2σ付近でのバンドウォークで上がってきた感じですが、大きな陰線をつける形で引けています。(とは言ってもやはりナイトで反発してきていますが)

最近の日経はとにかく先物が強く、引けてから夜間でマイナス、というのをほとんど見たことがありません。今後はどうなっていくのでしょうか。

何で日経上がってるの??

答えはズバリ「外国人投資家がずっと買っているから」です。

下記は東証のHPからDL出来る、直近の東証1部の売買状況の抜粋です。

海外投資家の約2657億円の買い越しを、それ以外の法人、個人、証券会社の売り越しで相殺している形になっていますね。

つまり海外投資家が売りに回れば日経も落ちそうですが、現状は買い越しが続いている状況です。

11/8の日経平均はSQ日ということで、ほぼ寄り天という形になり、SQ通過した後は上値をジリジリ切り下げる形になりました。一時はマイナス圏まで行ったものの、その後は最近の強さに見られるようにプラス圏に浮上。結局小幅上昇して引けたものの、やはり引け後の先物主導の上昇で、夜間では100円近く上昇している形です。

来週の見通し

判断が難しいところですが、個人的にはやや下で見ています。

まず、ファンダではこのところ静観していたトランプ大統領が、「中国は関税の撤回を望むだろうが、完全な撤回ではない。私がそれには応じないことを中国は知っているからだ」と発言し、米株は一時的に下落しました。とは言っても下げも限定的で、結局ダウやナスはプラス圏に浮上して引けています。最近の強さを象徴するかのような動きですね。

とは言っても、久々に米中関係のネガティブなファンダが出たわけで、株が多少無理をしている感が強いです。また、このところ米中に関するファンダを出していたのは中国サイドです。中国からすれば、「トランプ大統領は来年の選挙を見越して株価を気にしているから、多少の譲歩は見せても合意してくるだろう」と見ていると判断したのだと思いますが、トランプ大統領は(足元の株価上昇を見て余裕が出てきたのか)これを牽制した形です。

このところのヘッドラインを見ると、とにかく具体性に欠ける内容が目立ちます。これまで掛けてきた関税を米国が撤廃するためには、それなりの「見返り」が必要でしょう。中国が輸入量を多少増やしたぐらいで解決する問題ではないと思います。知的財産権の保護策などの具体的な話は全く出ておらず、結局お互いの腹の探り合いに終始している状況に見受けられます。

ただ、そうは言ってもそれで動いてしまうのが相場で、足元ではとにかくリスクオンとなるヘッドラインに反応してまずドル円が109円台まで戻してきたというのが大きいでしょう。日経平均もドル円の上昇局面では上昇し、一時的な下落局面ではそんなに落ちない、という状況が続いてきました。

しかし、上に書いたようにファンダが結局のところ改善しておらず、かつマイナーSQも一旦通過したことを考えると来週は一旦下方向ではないかなと見ています。結局外人投資家次第であることに変わりはないですが^^;

買い材料

・トランプ発言を受けても金曜日の米株は依然堅調

・経済指標もやや回復の兆し(土曜発表の中国CPIも予想比大幅⇧)

・ドル円はやや下落したものの109円台キープ

売り材料

・ファンダ自体はこのところの楽観を覆す内容

・テクニカル的には(海外市場も含め)過熱圏

・そろそろ来年の大統領選での非トランプリスクも意識されてくる可能性?